人は、社会的に平等ではない。しかし、人はみな神のもと平等である。
人に流れる金は平等ではない。しかし、人に流れる時間は平等である。たぶん。
ですが世の中には、時間の平等性をおびやかす人々が存在しています。世間一般の同年代の成熟度から著しく逸脱した彼らは、尊敬と少しのあきらめの気持ちを込めて、「人生二周目である」と言われます。
そもそも人生二周目とは何か。例えば大学生や社会人になってから、その状態のまま小学校や中学校に戻れたら、勉強、部活動、恋愛、人間関係などで無双できるのになぁと誰でも一度は思ったことがあるのではないかと思います。言ってみれば、それが本当にできたとすれば、人生二周目になるのです。
もちろん、実際に年齢を戻して人生をやり直すことなんてできません。しかし極稀に、本当にこれが二回目の人生なんじゃないかと思わせる人は確かに存在します。
じゃあ彼らはいったい何なんだと。筆者は、やはり彼らは本当に人生二周目であると考えています。正確に言うと、人生二周目と同じ環境にある。
ある分野で、同年代の人々よりも傑出した力を持っている人は、総じて親がその分野の経験者であるか、それと同様の環境を用意できる保護者のもとで育っています。生まれたときにすでに環境ができあがっているのです。
つまり、彼らは親の残した一周目の環境でいきなり学ぶことができるという圧倒的アドバンテージを持っている。これが人生二周目の正体です。
そして、親がその道のプロであったり、幼いころから優秀な指導者に教わることができていたりすれば、周囲との差は人生三周分にも四周分にもなります。また、親がその道のプロであれば、その分野で必要な能力が子供にも受け継がれている可能性が高いです。
こんなん勝てっこねえ!!!
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